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このページでは、ヨーロッパで製造されるピアノブランド「W.ホフマン」について紹介します。同ブランドの特徴や型番についてまとめていますので、ピアノの購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
W.ホフマンは、1904年にベルリンで誕生したブランドです。創設者はヴィルヘルミ・ソフィア・フリードリッヒ・ホフマン。その後、1950年にはピアノの製造拠点をフランク中部地方に移し、広大な工場を構えました。この工場には160人ものピアノ職人が在籍し、「最高の材料」と「高度な製造技術」を駆使したピアノの製造に取り組んできました。1990年にベヒシュタインの傘下となりました。
現在、W.ホフマンは世界3大ブランドのひとつと言われる「ベヒシュタイン」のセカンドブランドとして位置付けられています。「高品質・低価格」というコンセプトのもとで新しく設計をし、全てをベヒシュタイン社で管理することで高い品質を誇るピアノを生み出しています。現在では、チェコにあるベヒシュタイン・ヨーロッパ工場にて生産されています。
W.ホフマンのピアノの製造には、工作機械と手作業が組み合わせられています。低価格を実現するために現代の技術を取り入れながらも、美しい音色を作り出す工程には職人のこだわりが詰め込まれていることから、演奏者が意図している表現を可能にしている点も魅力です。
例えば、ベヒシュタインと同じ音響特性に優れる「ねずみ鋳鉄」と呼ばれる鉄骨を使用したり、「アグラフ」と呼ばれるブリッジを使用することで透明感のある響きを実現しています。
W.ホフマンのアップライトピアノです。サイズは高さ125cm×幅147cm×奥行き59cm。世界中で高い評価を受けるW.ホフマンのピアノの中でも、「はっきりとした音の輪郭」「透明感の高い響き」といった特徴を持っており、ベヒシュタインピアノが持つ個性がしっかりと感じられるモデルとなっています。
また、ウォルナットが用いられており、つや消し塗装が施されています。美しい木目の外装となっており、存在感が感じられるデザインとなっている点も魅力的です。
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