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このページではピアノメーカー・カワイと、その中古製品についての情報をまとめています。
国内のピアノメーカーの筆頭に上がるのは「ヤマハ」ですが、それに続くのがカワイ。ヤマハが生産台数世界第1位なら、カワイは世界第2位と、2社でトップを独占しています。
その創業は、昭和2年(1927年)。ピアノを中心とした楽器の製造販売を行うほか、1950年代には音楽教室を開校し、ピアノレッスンの普及にひと役買いました。
なお中古ピアノに関しても、カワイのブランド力は大手ピアノメーカーとして評価されています。
中古ピアノを購入する際、カワイの商品を候補に挙げる人は多くなっています。大手メーカーのため市場に出回っている商品も多く、場合によってはリーズナブルな値段での購入も可能だからです。
しかし大手メーカーの商品だからこそ、状態はきちんと確認しておかなくてはなりません。前の所有者の扱い方が雑だったり、中古販売店が買取→再販の過程で充分なメンテナンスを行っていないと、長持ちするはずのピアノを買ったつもりが、買い替えが必要なんてことも。
「カワイのピアノだから…」と安心せず、商品状態や、取扱店の情報について情報収集を怠らないようにしてください。
カワイに限らず、ピアノメーカーの全盛期は1970~1980年代と言われています。
戦後から高度経済成長期にかけて、全国の学校が1校につき数台のピアノを購入するのは当たり前でした。また子供の情操教育のため、ピアノを購入する一般家庭は、今よりもずっと多かったのです。
しかし近年は少子化の影響もあり、需要の停滞が続いています。生産台数が減少し「コスト削減のため、製品の質を落とさざるを得ない」というのが、現状。この傾向は1990年代から始まっています。
もしカワイの中古ピアノ購入を検討するなら、1970~1980年代の商品を探すようにしましょう。
カワイの中古ピアノの中でも、特に有名な型番を紹介していきます。
カワイの中でも、人気の高いモデル。家具調ピアノとして長い間製造されていたシリーズです。木目の外装で、猫足のモデルもあり、インテリアにも自然になじみます。1970年代後半の製造なので、音響が豊かなことも人気の一因です。
1980年代に登場したアップライトピアノですが、グランドピアノを模した設計と、グランドピアノの鍵盤蓋を有するモデルです。高さは130cm以上、奥行もあり、譜面台も大型という存在感のある一台です。
平成の時代を迎えてから(1990年代)登場したモデル。全体的に低コストですが、音はそれほど悪くはないと評判で「リーズナブルな中古ピアノを」として初心者層からの人気が高くなっています。高さは120cmそこそこと、コンパクトなのも魅力。
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