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1954年、中央楽器を引き継いだ中森日出夫が松本ピアノの技術者原義信と出会い、ドイツのピアノを研究して生産を開始、後に、当時のベヒシュタイン社の影響を受けていた日本楽器(現:ヤマハ)の大石日出男が入社し、現在のシュバイツァスタインが完成したという経緯があります。
日本に優れたピアノがあると聞いて、外科医としてノーベル平和賞を受賞したアルバート・シュバイツァ博士(バッハの研究者でもあり、パイプオルガンの第一人者でもありました)が「シュバイツァスタイン」と命名しました。
冒頭にもありますが、シュバイツァスタインの設計にはドイツのピアノ技術が取り入れられています。パーツも一部ドイツ製のものや厳選された良質な部品を使用するなど、こだわりが詰まったものとなっています。
熟練技術者による手工芸的作業で作成されているため、演奏者の繊細なタッチを拾う正確性を持っています。また、「歯切れの良いタッチ」「美しいひびきのある音色」と多くの演奏家からの評判もあります。
シュバイツァスタインでも、外装に特徴があるのがこのSU150S。
木目調でワインレッドの美しい外装を持ち、大型サイズであること、またドイツ製のパーツを一部使用しているため、繊細で豊かな迫力のあるサウンドを奏でることができます。
アンダーフェルト入りのレンナーフェルトを採用していることから、伸びのある柔らかい音色が特徴です。外装はシンプルな作りですが、木目調で明るいマホガニーが印象的です。
さらにシュバイツァスタインの特徴でもある、小物入れが低音側の拍子木に設置されていますので、演奏の際はアクセサリーなどを収納することも可能です。
艶出しされたダークマホガニーが印象的な200RD。
ドイツの伝統的な設計を踏襲し、作成された一品です。
職人の手によって丁寧に作られた限定生産品なので、量産化されたものと比較するとそのタッチや音色に品格が感じられます。
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