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このページでは、東洋ピアノで製造されていたブランド・FRITZ KUHLA(フリッツ クーラー)について紹介しています。どのような特徴を持つブランドなのか、また型番などの情報についてまとめました。
FRITZ KUHLA(フリッツ クーラー)とは、1960年代〜1970年代にかけて東洋ピアノから販売が行われていたピアノです。このブランドが生産されていた当時は、日本中がピアノブームだった時代。上位器種であるグランドピアノでしか使われていないようなぜいたくな材料を使い、東洋ピアノの高級器種として販売されていました。
かつては東京芸大や武蔵野音大といった名だたる大学の指定楽器とされていたことからも、高い品質のピアノだったということができるでしょう。
フリッツ クーラーは、グランドピアノと比べても遜色ない広がりのある音色が特徴のひとつです。使用している材料も良いものであること、さらに部品ひとつひとつから職人の手によって丁寧に作られていることなどの理由から、管理をしっかりと行っていくことができれば100年以上使い続けられるともいわれているピアノです。もちろん、調律も定期的に行っていく必要がありますので、管理については購入したピアノ店で相談してみると良いでしょう。
フリッツ クーラーは、残念ながら現在は生産が中止されていることから、新しく手に入れたいと考えている場合には中古市場を探す必要があります。中古といっても良い材料を使って作られているピアノであることから、管理状態によっては品質が良いものを安価で入手できる可能性もありますので、これからピアノの購入を検討しているという場合には、ぜひ中古ピアノを取り扱っているお店で尋ねてみると良いでしょう。
素晴らしい音の広がりを持つフリッツ クーラー。その魅力は音だけではなく、高級感のある木目仕様となっている点も注目したいポイント。まるで工芸品を思わせるような外観を持つピアノとなっています。また、高さがおよそ130cmとなっており大型のアップライトピアノといえます。ハンマーアクションは高品質のレンナー製のものが使用されている点も特徴といえるでしょう。今の時代に同じピアノを作る、となると非常に高級なものになると言われるほど品質の良いピアノです。
こちらも落ち着いた雰囲気のある木目調となっている点にまず目を引かれるピアノ。グランドピアノにも引けを取らない、非常に良い響きを持つアップライトピアノです。国内産の良質な木材を贅沢に使用されていることが、良い響きを生み出す理由のひとつとなっているようです。
アップライトでもグランドピアノと同等の迫力ある響き。しっかりとしたタッチ、飽きのこない音質を目指し作られたもの。
グランドピアノでも上位器種にしか使われない贅沢な材料を使っています。
このカタログ画像にもある通り東京芸術大学、武蔵野音楽大学の指定楽器だったという実績があります。
タッチの調整も幅広く可能なため、これからピアノを勉強しようという小さなお子さんから音大の受験を目指す方、そしてプロのピアニストまで、誰にでも愛される名品だといえます。
ただし、このフリッツクーラー、他の国内メーカー品と比べて、市場に出る数は少ないようです。
様々なメーカーの中古品を扱う実績豊富な販売店へ問い合わせてみるのがいいでしょう。
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