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ピアノを良い状態で長く使うには、購入後のメンテナンスが欠かせません。そのため、購入する業者がどのようなアフターサービスに対応しているのかが重要なポイントとなります。確認しておきたいアフターサービスの内容を紹介します。
ピアノは、調律などの定期的なメンテナンスが必要な楽器です。ピアノは「販売店保証」なので修理やメンテナンスは販売店が行い、中古であってもそれは変わりません。
中古ピアノを購入する際には、販売店のアフターサービス体制がどのようになっているのかを必ず確認しましょう。中古の場合は購入データや修理歴の記録があり、豊富なノウハウがある販売店がおすすめです。
また、業者が「10年保証」などの長い保証期間を設けていても、10年後にその販売店がなくなっていれば保証を受けることはできません。長年の実績があり、購入後も長い信頼関係を築いていける販売店での購入をおすすめします。
中古ピアノはそれまでの使用頻度や古さによって、さまざまな修理が必要になってきます。主な修理項目には、アクション修理・ハンマーの植え替え・弦の張り替え・ペダルの改造などがあります。
特に、中古の場合は経年劣化や湿気で動きが悪くなっていたり、連打ができなくなっていたりと、アクションに関する不具合が起こりやすくなります。アクション修理では、分解して点検し、再度組み立てて調整するということを行います。そのほか、古くなったハンマーや弦の交換を行う修理も定番です。
修理内容によっては自宅でできないこともあるため、どこまで修理対応が可能なのか、購入前に確認しておきましょう。
ピアノにとって調律は単なる音合わせではなく、音色と深みに関わる質を高める重要なメンテナンスです。特に中古ピアノの場合は、前のオーナーのメンテナンス頻度や保存状態により、調律の状態が大きく異なります。
中古ピアノは長期間調律されていない場合もあるため、購入後はできるだけ調律することをおすすめします。可能であれば、購入するピアノは調律済なのかを販売店に確認し、必要に応じて購入後に調律依頼をしましょう。
中古ピアノであっても、調律は定期的に行うことが重要です。基本的には年に1〜2回の調律が推奨されているので、販売店で調律依頼ができるか確認してください。
中古ピアノは、販売店できれいにしてから販売されているはずですが、購入後長年設置していると、サビやカビ、ホコリなどの汚れが蓄積してしまいます。また、ピアノの内部はユーザーから見えない部分も多く、長い間にさまざまな汚れが付着しています。それを放置すると、見た目だけでなく音質にも影響するため、クリーニングをおすすめします。
クリーニングは分解して作業をするため、基本的には工房へ運搬してから行います。販売店にクリーニングのための工房があるかどうか、ない場合でもクリーニングを依頼できるかどうか、購入する前に確認しておきましょう。
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