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このページでは、スタインウェイ&サンズについての情報をまとめています。
10人中9人のピアニストが、コンサートで弾くピアノとして選ぶといわれるスタインウェイ&サンズ。その高級感溢れるたたずまいはドレッシーな雰囲気に包まれ、160年以上という長い歴史の伝統と格式に裏打ちされた至極の1台だといえます。
中古市場で是非手に入れたい、この世界最高峰ブランドのピアノについて紹介していきます。
スタインウェイ&サンズは、工場で大量生産する日本のヤマハやカワイと違い1台1台、洗練された高度な技術を持つ職人によって手作りされています。そのため、仕上げまでに要する時間は1台あたりおよそ1年。とても希少性が高いものとなります。
長い歴史の中で次々と改良を重ね、澄み渡るような音色を響かせるピアノの構造について特許を取得しているといった点も、他のものとは一線を画す特徴です。
日本で海外ピアノといえば、よく名前に出されるスタインウェイ&サンズですが、そのルーツはドイツにあります。
1850年代にアメリカへと移住したドイツ人の創始者が、ニューヨークでスタートしたのが、同社。その製品は純粋なアメリカ産というより、ヨーロッパの技術が米国という巨大な市場で花開いた好例であり、1880年代から現在に至るまで、ドイツのハンブルグにも生産拠点を構えているそうです。すでに150年以上の歴史と実績を積み重ねている会社ですから、注目して損はありません。
そんな同社のピアノは、圧倒的な音響と音色を備えていることで、有名。内部には100以上に及ぶ特許取得の部品や構造が詰め込まれており、巨大なコンサートホールでも力強い演奏が実現可能です。
それでは以下に、スタインウェイ&サンズのプロダクトの中でも、比較的有名なものを紹介していきましょう。
こちらは1900年代の初頭から製造されているモデル。「リビングルームグランド」という別称がある通り、グランドピアノです。
スタインウェイならではのダイナミックな響きが堪能できるため、音大生やプロの演奏家などからも愛される、定番モデルのひとつと言えそう。
中古市場には、スタンダードな黒塗りのほかに、ホワイトや凝ったデザインの譜面台を擁するモデルが登場することもあります。これも長い製造期間を経た人気モデルゆえ、ですね。
スタインウェイのアップライトピアノ。とはいえ、大量生産ではなく、グランドピアノと同じ工場/技術者により手作業で製造されています。
その誕生は1903年にまで遡るというのだから、驚き。また多くのグランドピアノより大きな響鳴板を採用しているため、音色は非常に豊かです。
奥行き188cmの躯体であるA-188は、別称「パーラーグランドピアノ」とも呼ばれていて、サロンや小さなホールで壮大な音色を奏でる機種として定評があります。
高さ118cmのMODEL1098は、高さが132cmのK-132より低めに設定されたアップライトピアノです。小さめのスケールであっても引けを取らない豊かな音色と絶妙なタッチは、熟練したピアニストすらも魅了します。
ほかにもスタインウェイ&サンズの商品は数多くあります。しかし、同社の商品は単価が非常に高いことで知られています。アップライトピアノでも500万円台~、グランドピアノは1,000万円以上となっています。
中古ピアノでも、国内メーカーの商品に比べ「一桁違うお値段になる」と、知っておきましょう。
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