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このページでは、チェコで創立された歴史あるピアノメーカー・リーガークロスが手がけるピアノについて紹介しています。同社のリーガークロスと呼ばれるピアノはどのような特徴があるのかといった内容についてまとめました。
リーガークロスは、細かい部分まで非常に強いこだわりが感じられる点が特徴です。ピアノの製作には、その1台1台に対して最初から最後までの工程を一人のマイスターが一貫して対応しています。さらに響板にはボヘミアンスプルース、駒や上面、支柱、ペダル天秤には音の伝達が優れているブナを使用しています。
同社はピアノマイスターであるヨゼフ・ブロールウェックとピアノ設計者のミロスタフ・タウチマンにより、1871年に設立された、歴史あるピアノメーカーです。第二次世界大戦後には、社会主義政権により、その歴史が一度途切れそうになりましたが、ソ連崩壊後の民主化により伝統が復活。
現在のリーガークロスピアノは、ボヘミア・ピアノ社により製造が続けられており、毎年3,000台ほどが製造されています。
リーガークロスは、現在はパイプオルガンを専門に手がけるメーカーとなっています。日本国内でも、教会などで採用しているところがありますので、ピアノよりもパイプオルガンのメーカーとしてその名を耳にしたことがある方も多いかもしれません。同社のパイプオルガンは、聴く人を包み込むような、柔らかく温かみのある音が特徴といわれています。
このピアノは、リーガークロス社の製品の中でもスタンダードなモデルとなっている点が特徴。レンナーアクションやレンナーハンマーにより、美しい響きを奏でてくれます。高さ120cm×間口144cm×奥行54cm。ウォルナット艶出し仕上げとなっており、その佇まいからもヨーロッパの歴史を感じられるようです。なかなか同社の中古ピアノと出会えることはありませんので、もし出会うことができた場合には一度チェックしてみることをおすすめします。
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